薬剤部
当院薬局は現在薬剤師3名(常勤2名・非常勤1名)、薬剤助手3名の計6名のスタッフにて調剤、製剤、薬剤管理指導、医薬品管理などの業務を行っています。さらに、医師、看護師などのスタッフと連携し、チーム医療の一員として患者様の薬物療法に貢献しています。当院薬剤師は常に研鑽を積み、薬の専門家として患者様の治療が安心・安全で円滑に進められるよう全力でサポートいたします。
薬剤部の理念
正確かつ迅速な調剤に努め、適正な使用に関する助言、情報提供を行い、患者様との信頼関係を構築する。
調剤
2019年9月2日より、外来で診察を受けられる患者様には、「院外処方箋」を発行し、病院の中ではなく、地域の保険薬局(かかりつけ薬局)で薬を調剤していただくことをお願いしています。
院内薬局では、入院の患者様に処方された薬の「量」や「のみ方」、「注射方法」が妥当であるか、「のみ合わせ」や混合による不具合がないかなど、安全性について検討し、適正に調剤します。
製剤
- ◎病院薬局内製剤
- 製薬会社から販売されていない特殊な薬剤を医師の依頼に基づき調製します。
- ◎高カロリー輸液無菌調製(中心静脈栄養無菌調製)
- 注射薬混合による細菌の混入を防ぐため、薬局内に設置しているクリーンベンチ内において無菌的に注射薬の混合調製を行います。
薬剤管理指導
患者様に薬の「のみ方」・「使い方」や「効能」、「副作用」、「その他の注意」などを説明し、「薬剤情報提供書」を交付します。また、「お薬手帳」の交付や記載を行い「お薬手帳」促進にも取り組んでいます。全144床のうちわけは地域包括ケア病棟48床、療養病棟51床、回復期リハ病棟45床となっており、一般病棟、療養病棟の患者様を中心に指導を行っています。
薬品管理
当院薬局では約1,000品目の医薬品を管理しています。
- ◎情報管理
- 医薬品の情報を収集し、保管・管理し適正な情報をスタッフや患者様に提供します。
- ◎品質管理
- 薬局内はもとより各診療科や病棟に配置している医薬品の品質に関わる管理を行います。
- ◎在庫管理
- 医薬品の発注・納入業務を行い適正な在庫の管理を行います。
後発医薬品(ジェネリック医薬品)
先発医薬品と同等であるとして国が承認し、安価な医薬品である後発医薬品の利用は治療費の削減となり、患者様負担の軽減につながります。このため、当院においても積極的に後発品の採用をおこなっており、規格単位数量の割合は約70%となっています。